クラシック音楽とオーディオが大好きなblog

とてもゆる~いファンです。悪しからず・・・

マルチチャンネル!

 若い人たちは全然ご存じないでしょうけど、今から50年くらい前の1970年前半に「4チャンネル・ステレオ」が出現しました。アナログレコードの通常の2チャンネル分に加えてリアスピーカー2チャンネル分の信号を追加し、4つのスピーカーによる立体的な音響効果が得られるという触れ込みで、ずいぶん流行りました。

 私もそのころ親にねだって買ってもらったものの、狭い部屋にリアスピーカーを置ける場所もなく、けっきょく4つのスピーカー全部を前に並べて聴いていたもんです。まったく意味がなかった・・・。でも間もなく市場から姿を消してしまいましたよね。あれはいったい何だったのでしょう。

 ところで、これから先のオーディオ・シーンがどうなるかというと、4チャンネルどころではない、もっと多くの数のスピーカーによるマルチチャンネルに変わっていくといいます。それこそ四方八方から音が聴こえてきて、半端ない臨場感が得られるって。へーという感じですが、4チャンネルの良さを体感できなかった身としては、やや懐疑的な思いを抱いております。

 たとえば映画を観るときとか、スポーツ中継を観戦するときなどは、マルチチャンネルはとても効果的なんだと思います。今もホームシアターとかあって家電店で視聴してみると、あれはなかなかいいもんですね。ただ、純粋に音楽を聴く場合は如何なもんでしょう。映画やスポーツ観戦のようにあちらこちらから音が聴こえてくるのとは違い、ふつうはステージという特定の場所で演奏される音楽を聴くものですからね。ホールでは反射音こそあるものの、決して方々で楽器が鳴り響くわけではない。

 今のオーディオ、すなわち2チャンネル・ステレオによる再生は、2つのスピーカーによって眼前に作り出された臨場感あふれる音像、音場を、自身の2つの耳でスイートスポットにて焦点を合わせじっと聴き入る。まさにコンサート会場での視聴体験を再現しようとするもので、自然で理にかなっていると思うんです。まだマルチチャンネルを聴かないうちからつべこべ言うのもアレですけど、どうも今一つな気がしてなりません。

 

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