クラシック音楽とオーディオが大好きなblog

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試聴ルーム

 大きな家電量販店のオーディオ売り場に行くと、広い試聴ルームがありますね。各メーカーのスピーカーやアンプが所狭しと並べられていて、実に贅沢で壮大な景観です。私が見たときは、真ん中のソファーにおじさんが座っていて、ずいぶん難しそうな表情で幾つかのスピーカーを聴き比べていました。どれにしようか悩んでいたのでしょうか。

 しかしながら、不肖私、オーディオ展示会なんかもそうですが、ああいう環境での試聴によって、本当に音質を確認することができるのか大いに疑問に思っています。ちょっと批判めいてしまいますが、あまり聴こうという気にならないです。そのおじさんが聴いていた音も、私には何だか拡声器の試運転の音のようにしか聴こえなくて、居たたまれず早々に立ち去ったものです。おじさんはその後どうしたのでしょう。

 ああいうだだっ広い場所で聴くのと、自分の家で聴くのでは全く条件が違いますからね。試聴ルームや展示会場でもしバランスのよい音が出ていたとしたら、家ではかえっておかしな音になるというのは大いに考えられるというか、絶対に同じであろうはずがありません。オーディオは半分以上は部屋の音を聴いているとも言われます。とくに壁からの反射音の具合は、オーディオの音質を左右する大きな要素のはずです。条件が違い過ぎます。

 それから、スピーカーのセッティングに関してはもうメチャクチャで、まるで積み木のように重なり合って並べられていますでしょ。展示会ではさすがにきちんとセッティングされているようですが、それでも細かな調整までは無理だといいます。さらには電源、これもいかにもきれいではなさそうです。試聴ルームはともかく、展示会場は決してオーディオ専用に造られたわけではないですからね。ざわついているので、細かなニュアンスも感じ取れません。

 じゃあ一体どうやって自分に合ったスピーカーを選べばいいのかというと、これはもう自分の部屋にあれこれ持ち込んで聴き比べるしかないですが、そんなの無理。となると、たとえばお嫁さんを選ぶのと同じですね。結婚してからじゃないと分からないことがたくさんある。試聴ルームで音質の好悪の片鱗が聴けるということと、実機を目で見て確かめられるという意味はあるわけで、要するにネコをかぶったお見合いですね。あとは運と努力次第?

 

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