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ブルックナーの交響曲第8番

 「ブルックナー交響曲は、すばらしい大自然の中に身をおくのに似ている。遠く残雪におおわれたアルプス、崇高な夕映え、牧場の片隅にそよぐ一輪の花、青空に浮かぶ白い雲、それから悠久を想い、生きる者の淋しさを想い、神を想う心、それがブルックナーの音楽の本質である」。このようにおっしゃっていたのが、故・宇野功芳先生です。さすがにステキな表現をなさるもんだと感服いたしますが、この凡百の私でさえも、ブルックナーの音楽が、他の一般の音楽とは次元、世界がまったく違うもんだというのは感じることができます。

 ですから、同じクラシックの曲であっても、ブルックナー交響曲を聴くときの鑑賞態度といいますか気持ちの持ちようとかが、他の曲とは大きく違ってきます。威儀を正すというと少し大げさですが、何となくそのような感じ。ベートーヴェン交響曲に向き合うときも、ある種の気構えをもって臨むようなところはありますが、ブルックナーの場合は一種独特。とにかくふつうではない。

 そして、掲題の《第8番》ですが、親愛なる元オーボエ奏者の宮本文昭さんにとって、この第8番は音楽家としての自分を形成した、切っても切り離せない大事な曲だそうです。一日一回は必ずブルックナーを聴くという宮本さんによれば、クラシック好きの中で、この《第8番》が好きじゃなかったら、その人はモグリか嘘だと思う、って。わー、そこまでおっしゃいますか。でも、そのとおりだとすると、モグリのクラシック音楽ファンはけっこう増えてしまうのではないでしょうか。

 そんでもって私のオススメ盤をご紹介しますと、シモーネ・ヤング指揮、ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団による2008年の録音です。女性に人気のないブルックナーでありながら、何と、オーストラリア出身の女性指揮者による演奏です。こんな言い方をすると怒られるかもしれませんが、とても女性が指揮しているとは思えない、非常に重厚で硬質な音色が響き渡ります。とても男らしい!です。

 

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