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『田園』交響曲といえば

 私ら世代が中高生だったころの懐かしい思い出といえば、何といってもラジオの深夜放送です。年がバレますけどね、「ナガラ族」と呼ばれていたとおり、受験勉強の「友」としてラジオは絶対に欠かせないアイテムでした。『オールナイトニッポン』『セイ!ヤング』『パックインミュージック』『走れ歌謡曲』など、勉強しながらも、脳みその半分はずっと夢中になって聴いていたものです。不真面目かもしれませんが、周りの友達もみんなそうでしたもん。

 そして、それらの番組が一通り終わり、もう早朝といっていい時間帯、5時ごろですかね、ベートーヴェン交響曲第6番『田園』第1楽章によるオープニングで始まる『心のともしび』。カトリック教の布教番組なんですが、もう『田園』といえば『心のともしび』というほど、両者は不可分一体のものとして私の記憶に刻み込まれているのであります。夜明け前のアンニュイでけだるい気分のなか聴こえてくるメロディーは、実に爽やかで刺激的だったのを今もよく覚えています。

 あれから格段に年を重ね、もう深夜放送はおろか、ラジオすら聴かなくなって久しいのですが、調べてみますと、今も『心のともしび』は放送されているんですね。もう半世紀にわたって続いている。しかもオープニング曲もずっと『田園』が使われているそうじゃないですか。すごいですねー。カトリック教とも聖書ともまったく関係ない曲ですが、もう切っても切れない繋がりですねー。

 不肖私の愛聴盤は、アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団による演奏です。ワルター指揮、コロンビア交響楽団のCDも持っていてこちらのほうがずっと有名なのですが、いかんせん録音時期が1958年と古く、その後に出されたハイスペックCDによるリマスター盤は、かえって演奏の粗(あら)が目立つようになったとの評もあり、微妙なところです。

 話は変わりますが、演歌歌手の川中美幸さんが、若いころに『走れ歌謡曲』のパーソナリティーをやっていたのをご存知ですか? まだ顔も知らない無名の時代で、リクエスト曲のレコードをかける合間に自分でも時々いろんな歌を歌っていました。まー上手かったですねー。「いつか紅白歌合戦に出られるような歌手になりたい」とも言っていて、でも当時はそんなん夢のまた夢だろうと思っていました。その後、大歌手になって本当に出ちゃいましたもんね。川中さんにとっても、深夜放送は甘酸っぱい青春時代の思い出なんだろうと思います。

 

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アーノンクールのベートーヴェン名演集(14枚組)