クラシック音楽とオーディオが大好きなblog

とてもゆる~いファンです。悪しからず・・・

ピアニッシモ!

 クラシック音楽ファン、そしてオーディオ・ファンでもあられる諸兄は、日ごろから様々なオーディオ・チェックをなさっていることと存じます。もう色んなチェック・ポイントがあるわけですが、中で、ピアニッシモの音についてはどうお考えで、いかが対処なさっていますでしょうか。憚りながら私はピアニッシモの音の鳴り方にはけっこう神経を尖らせております。さまざまな楽器の音のピアニッシモ、とりわけ「ピアニッシモ中のピアニッシモ」、さらに音が消えていくときに、いかに美しく聴こえるか。

 オーディオ機器の性能を表す指標としては、ご承知のとおり、音の高低の範囲を示す「周波数特性」、音の大小の範囲を示す「ダイナミックレンジ」、信号と雑音の比を示す「SN比」などがあります。そして、それらの性能が大きく真価を発揮するのが他ならぬピアニッシモの場面だろうと思います。機器以外に、流れる電気の綺麗さやケーブルの材質なども関わってきます。さらにいえば、ただ聴こえればいいのではなく、ピアニッシモといえどもそれなりにきちんと響く必要があります。そうすると部屋の環境とかも問題になります。要求範囲はまことに広くなってきます。

 あるピアニストさんによるお話では、演奏するホールによってピアノの弾き方も変わってくるといいます。ごくふつうのホールだと、音が聴衆の耳に届くまでにバリアのようなものがあるのを感じるので、それを突き抜ける弾き方をするそうです。ところが良いホールだと、サロンで弾くようにやわらかく演奏できる。いったん天井に上った音が一度に降ってくるように自然な音楽を聴いてもらうことができる、演奏者と聴衆がまったく同じ音を聴ける、って。そういう優れたホールでは、本当に美しいピアニッシモの音色が聴けるのだと思います。

 ふつうの方々からすれば、何を神経質で細かいことを言っているのだと思われるかもしれませんが、やはりそういうところがクラシック演奏家の拘りであり、連れてファンの拘りになっているんです。クラシック音楽ファンが同時にヘビーなオーディオ・ファンになる所以でもあります。私だって他のジャンルの音楽を聴くときはまるっきり違いますよ。たとえば石川さゆりさんや丘みどりさんのCDを聴いているときに「ピアニッシモが・・・」なんてこれっぽちも思いませんもん。

 

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